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フォアダイスって放置しても大丈夫?コンジローマなどの感染症とは違いや対処法!

フォアダイスとは?性感染症やイボとの違いは?

フォアダイス(fordyce)は、陰茎や包皮上に見られる小さな白色または黄色のブツブツでこれは皮脂腺です。

皮膚の脂腺が盛り上がり目立っているだけなので、性感染症ではありません

フォアダイスは非常に一般的で、男性の70%がフォアダイス(fordyce)です。

フォアダイスは通常、包皮や陰茎の脂腺に現れますが、時には唇や頬の部位にも見られることがあり形状は小さな丘疹やブツブツ状で、まるで真珠のようにも見えることから、「真珠様陰茎小丘疹」とも呼ばれることがあります。

フォアダイス人に感染する?

フォアダイスは性感染症やイボとは異なり、他の人に感染したりすることはありません。

性感染症は性行為に伴い感染する病気であり、イボはウイルス感染によって皮膚のいぼのような形成物が現れる病気です。

しかし、フォアダイスのブツブツは尖圭コンジローマなどの性感染症のイボと間違われることがあります

そのため、パートナーがフォアダイスを見た際に誤解し、不安や疑念を抱くかもしれません。

フォアダイスの正確な診断は経験豊富な医師によって適切な診察を受けることです。

フォアダイスとコンジローマの違いは

フォアダイスと尖圭コンジローマやヒトパピローマウイルスは、性器周辺に現れる皮膚の異常ですが、以下の点で異なります。

1. 症状

フォアダイスは無症状であり、通常は痛みやかゆみを伴いません。

尖圭コンジローマやヒトパピローマウイルスは、しばしばかゆみや痛み、腫れ、または性行為中に出血することがあります。

2. 外観

フォアダイスは陰茎やカリ部分に小さな白色または肌色の丘疹や棘状突起として現れます。

尖圭コンジローマやヒトパピローマウイルスは、陰茎全体とその周囲に小さな突起や結節状のイボで、多くの場合、花輪状またはカリフラワー状の形をしています。

3. 原因

フォアダイスは、皮脂腺の過剰な発達によって引き起こされると考えられています。

一方、尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスの感染によって引き起こされます。

4. 感染

フォアダイスは、遺伝的要因や生理的な変化に関連して発生するため、感染性ではありません。

尖圭コンジローマは、性行為によって感染することがありますが、母子感染や皮膚接触によっても広がることがあります。

5. 治療

フォアダイスは通常、治療が必要ありませんが、外観上気になる場合は、皮膚科医に相談することができます。

尖圭コンジローマは、医師が処方する薬物療法、外科的な除去手術、凍結療法などによって治療されることがあります。

以上が、フォアダイスと尖圭コンジローマの違いについてです。

 

ただし、自己診断や自己治療は避け、気になる方は医師に相談することをお勧めします。

 

フォアダイスを取る方法!自分でとるリスクとは?

多くの人々がフォアダイスを自己処理しようとしていますが、それにはいくつかのリスクが伴います。

市販薬を使ってとる

市販の軟膏を使用する場合には注意が必要です。

フォアダイスは薬で治すことが難しく、市販の軟膏を使用すると逆にペニス上に細菌が増えやすい状況を作り出し炎症が起こり、強い痛みや腫れを引き起こす可能性があります。

ピンセットや爪でとる

自分でブツブツを取ろうとピンセットや爪で無理やり取ろうとする人がいますが、陰茎の毛細血管を傷つけることがあります。これにより出血が生じたり、細菌感染が起きるリスクもあります。

もし見た目が悪くてフォアダイスを取りたいと思ったり、パートナーとの関係を悪化させたくない場合は、専門の医療機関で相談することをおすすめします。

クリニックで行うフォアダイス治療とは

一般的にはレーザー治療や焼灼術が行われます。

これらの治療法は、フォアダイスのブツブツを破壊し、見た目の改善を目指すものです。

治療は表面麻酔を使用し、痛みを最小限に抑えますので、痛みはほとんど感じません。

多くのクリニックでフォアダイスの焼灼治療を行っていて、治療時間は短く、数十分程度で終わります。

治療後の経過については、術後3日間は1日1回の消毒を行い、術後4日間は包帯で保護します。

日常生活に制限はほとんどありませんので、当日からシャワーを浴びることも可能です。

ただし、入浴は感染予防のために1週間前後から可能としています。

注意したて欲しいのは、フォアダイスの治療は自由診療で保険不適応です。そのため、全額自己負担となります。

ブツブツの数が少量であれば、治療費は1万円程度からとなりますが、手術範囲やブツブツの数により費用は異なります。

実際の料金については、診察時に分かりますので、まずはカウンセリングを受けることをおすすめします。

 

まとめ

フォアダイスは、陰茎の生理現象によってできるブツブツです。

この状態は病気ではないため、必ずしも治療を必要とはしませんが、初期の尖圭コンジローマと似た症状が出ることもあります。そのため、亀頭や陰茎にブツブツがある方は、専門的な医療機関で診断してもらうことをおすすめします。

治療を受けることで、パートナーとの良好な関係を築いていくことができます。

フォアダイスに関する悩みや治療について、クリニックに相談してみましょう。